基礎は、基礎部分と布基礎が一体となった鉄筋コンクリート造のベタ基礎が標準。耐震構造の建物では、基礎が大変重要で、ベタ基礎は地盤の床下噴砂を抑え、基礎の不同沈下を防ぎます。また、地中の湿気やシロアリの侵入を構造で防ぐ、究極の基礎なのです。
シロアリの被害を受けやすい床下には、耐腐朽性・耐蟻性の最も優れた米ヒバ材を使用。
構造材は、すべてが乾燥材。プレカット工場で加工され、工法のシステム化により、常に一定した高品質を約束します。また、従来の軸組工法より大幅に施工期間を短縮でき、コスト削減にもつながります。
構造用集成材はエンジニアリングウッドとも呼ばれ、ドーム・体育館・プール等にも使われています。ランズフレームもこの構造用集成材が使われ、含水率は8〜15%。集成材はピース1枚1枚が薄いため、ムラなく充分に乾燥させることができ、無垢材のような割れ・縮み・反り・ねじれ・ボルトの緩みが非常に少ない高精度な木材なのです。また、強度は無垢材の約1.5倍の許容応用度が認められています。
ピースの接合は木質系接着剤の中でも最も優れた接着耐久性・構造特性を持つレゾルシノール樹脂等でJASの厳しい試験にも合格、品質は折り紙付きです。
※建設省告示1919号、農林水産告示表2054号の比較に基づく。
構造用木材は、建築基準法のホルムアルデヒドに関する規則の対象外ですが、LANDSではF☆☆☆以上の健康仕様としています。柱や梁を見せる場合でも心配不要です。
強度低下のない集成材の接着力
構造用集成材に使用される接着剤には高い耐久性があります。例えば自衛隊の掃海艇は木造船で、構造用集成材によって製造されています。長年使用した掃海艇を解体してその背着性能を検証して見たところ、接着部での強度低下は全く認められませんでした。海外の古い構造用集成材を使用した木造建築物の調査結果でも、接着剤の強度低下は確認されていません。
ダイライトは革新的な無機質エンジニアリングパネル。安定した高い耐力で柱と梁と土台を一体化。高強度・防火性・耐久性・特に透湿性に優れた耐力壁材です。ダイライトは「ホルムアルデヒド」「アスベスト」を含まない健康的な材料です。
地震や台風の際、横(水平方向)から巨大な力が加わるため、住まいの壁の強度は重要です。ダイライトの壁は、力を全体で受け止め、分散させるために万一の災害にも優れた強度を発揮。筋交いレスを可能にし、自由度の高い住宅設計を実現します。
壁倍率認定:建設省富住指発第9号(平成9年)
燃えにくい素材のダイライトは、準不燃・防火構造の認定を取得。優れた防火・耐火性を実証しています。
ダイライトMSは、無機質原料が繊維状になって絡み合った多孔質な特性を持ち、構造用合板の約3倍も優れた透湿性で壁内部の湿気を放出。ダイライト+外壁通気工法による通気層を通り、湿気は外部へ運ばれるので、内部結露による腐朽を防ぎます。さらに、白蟻食害実験でも防蟻性を実証。無機質エンジニアリングパネルだからこその優れた特性です。
在来軸組工法の継ぎ手部分に代わる「クレテック」金物。今やひとつの工法として確立した感のあるメタルジョイント工法にあって、国内シェアNo.1の実績を誇るのが「クレテック」金物です。熟練を要するスミ付け・仕口加工が不要で工期短縮、建築費の低減が図れます。さらに土台と柱、柱と梁の接合強度が大幅に高まり、耐震性を強化します。塗装には、黒色ストロンジング処理を施し、防錆性高めています。
ストロンジング処理(黒色・Jコート)とは
塩水噴霧試験において2,000時間以上の発生を抑えるという高耐食のメッキ処理です。
「クレテック」の耐力とは
「クレテック」は厚さ3.2ミリの鋼板を使用。∅12のボルトとドリフトピンの組合わせで、その接合部の強度は在来軸組工法と比べてはるかに高いことが実証されています。
金物施工の合理化
ランズフレームAでは、その優れた強度によって従来必要であった補助金物が不要になります。
安全な接合部
クレテック金物を採用することにより、ホゾの欠きこみによる断面欠損の問題を解消しました。
大梁と小梁の上端を揃えて、根太を省略、厚さ24mmのサネ付構造用合板を釘打ちした、合理化と強度アップを両立する地震や台風に強い剛床構造です。もちろんF☆☆☆以上の健康仕様です。
外壁に通気層を設け、常に外気が通気層を流れ、壁内湿気を放出。構造材や耐力面材、外壁仕上材を常に乾燥した状態に保ち、家を長持ちさせます。
屋根面は、構造用合板で水平面の剛性を高め、合板は接着耐久性のあるⅠ類を使用、高い耐久性を実現しました。小屋裏の換気には、最も効率の良い棟換気を標準採用し、小屋裏結露を防止します。また、屋根面にて断熱を行う場合は、屋根面にも通気工法を行います。